福王和幸さんについて

2011年5月1日更新!ミーハー能楽ファン・紅緒が、福王和幸師に心を奪われた経緯を熱く語ります。

 ★福王和幸師プロフィール★
   本名:福王和幸(ふくおう・かずゆき)
   生年月日:1973年7月30日

   血液型:AB型
   出身地:兵庫県

   ワキ方福王流宗家の長男。
   父の十六世福王茂十郎師に師事。
   東京芸術大学卒。
   国立能楽堂講師。
                    
   弟君の知登(ともたか)さんと共に、関西を代表するワキ方としてご活躍されていますが、
   2011年春からは、活動拠点を東京に移されました。

 ★福王知登師プロフィール★
   本名:福王知登(ふくおう・ともたか)
   生年月日:1981年12月28日

   血液型:B型
   出身地:兵庫県

   ワキ方福王流宗家の次男。
   父の十六世福王茂十郎師に師事。
   能楽協会大阪支部若手能委員長。<和幸さんからバトンタッチ!

 ★紅緒がお能にハマったのは、喜正先生&和幸さんの責任です(笑)★
   
あれは2004年8月27日の「スピカ蝋燭能」第一夜。テレビでは見たことがありましたが、生でお能を観るのはこの日が
   初めてでした。狂言は大笑いするので、睡魔に襲われることはありませんが、お能は危険です。あのゆったりとした
   謡を聞いてるうちに、睡魔に襲われること必至です。テレビでお能を見る時も、必ず途中で沈没しましたから(^_^;)

   しかも"蝋燭能"ですよ。暗いんですよ。これはもう「おやすみなさい」って言ってるようなものじゃないですか…(笑)

   そもそも、なぜ「スピカ蝋燭能」を観に行ったのかというと、高野和憲師が第一夜で狂言「清水」のアド、第二夜では
   能「紅葉狩 鬼揃」のアイをお勤めだからです。でもフタを開けてみると、「清水」では後見だったのよ〜(号泣)


  「スピカ蝋燭能」はDVDで発売されているので、ご覧になった方も多いと思いますが、まずは観世喜正師と野村萬斎師
   の解説からスタートです。"能「鉄輪」では、萬斎さんが安倍晴明役をすると勘違いされているといけないので・・・"と、
   喜正師。そして萬斎師はすかさず「呪」のポーズ♪ "今日は別の人が晴明をやります"と。それを受けて萬斎師は
   "私よりも男前で背が高くて、よっぽど晴明らしいです"と、べた褒め!(笑)晴明らしさで言えば、萬斎師がピカイチだと
   思いますけどね(^_^;)その後さらに喜正師が"世の中にいい男はまだまだたくさんいるんです"と萬斎師ファンに向けて、
   言い放っておられました。その時点では、まだパンフレットの写真でしか和幸さんを見ていないので、正直あまり期待して
   ませんでした。(だって写真がさぁ・・・ブツブツ)というか、「清水」のアドが変更になったショックが大きくて、「鉄輪」どころ
   ではなかったかも(笑)まあ、でも萬斎さんが男前って言うんだから、福王さんとやらをじっくり拝んでやろうじゃないの!と。
  
   そして能「鉄輪」スタート。まずはアイ(貴船の宮の社人)@萬斎師が登場。"これから丑の刻詣りをする女が来る"みたいな
   ことをつらつらと語った後、前シテ(女)@喜正師が登場。とてもあやしげな雰囲気です。しかしこの方の声はよく通るな〜。
   と、初めて拝見した時にも思いましたね。まさか喜正師にお謡いを習うことになろうとは、当時は夢にも思いませんでしたが。
   中入り時の早摺り足(?)は圧巻でしたよ。ドクタースランプアラレちゃん並みでした(笑)<キーーーーン!!(≧▽≦)
   お次はいよいよ福王兄弟の登場です!まずはワキツレ(下京辺の者)@知登さんが素襖姿で登場。福王というくらいだから、
   たぶん血縁関係にはあるんだろうな・・・と。いえ、その時はまだ和幸さんの弟だという確信が持てなかったんですよ。パンフ
   には知登さんの紹介がないし、顔が似てないし(^_^;)<こらこらこらこら。 ・・・彼は一体和幸さんの何?という謎を残しつつ、
   ワキ(安倍晴明)@和幸さんが登場!まずは第一印象。「デカっ!!」(笑)横にじゃないですよ。縦にです。上背があるんです。
   それに・・・カッコイイ!(*^^*)dこれは喜正師のおっしゃる通りでした。イイ男です!!声もステキ♪そういえば知登さんと声が
   似てるかも?やはり知登さんは弟なのね?と、ここでほぼ確信を持ちました(笑)御幣を振って祈祷する晴明樣が、これまた
   ステキなのですよ。あんなに渋い声で祝詞を謡われた日にはもう・・・言葉になりませんわ。でも「鉄輪」を観ただけで、お能に
   ハマる紅緒さんではありません。問題は第二夜です。

   というわけで、話はいきなり第二夜に移ります。能「紅葉狩 鬼揃」です。これはちゃんと高野師がアイ(侍女)でした♪って、
   サイト違いですね。(^_^;)シテ(前:上臈・後:鬼女)は喜正師、ワキ(平維茂)は和幸さん、ワキツレ(従者)は知登さんと山本
   順三さんです。喜正師と和幸さん、お二人とも背が高いからとても見栄えがいいんですよね〜。しかも和幸さんの武将姿が
   凛々しすぎます!しかもこの日の私の席は脇正面で、ちょうど視線の先に脇座で控える和幸さんがおられるのです。(*^_^*)
   私は一体どこを見れば良いのやら・・・もちろん上臈たちの舞も見てましたよ。でもたぶん上臈より維茂を見る割合の方が
   多かったですね(笑)だってカッコイイんですもの〜!!こんなにカッコイイ能楽師なんて反則ですよ。しかもワキ方なので、
   面をつけることはありません。さらに反則です(笑)というか、販促ですね(^^;)中入り後に鬼女をばっさばっさと切り倒す維茂の
   勇ましい姿にもノックアウトでした。それ以来、「能って面白いかも!!」と思いはじめたわけです・・・<単純?(^^ゞ

 ★そしてついに関西遠征決行!!★
   「スピカ蝋燭能」ですっかりお能にハマった紅緒さん。それからというもの、狂言で遠征する際はお能の会もセットでつけるよう
   になりました(笑)今ではお謡いまで習う始末であります。私は最初に萬斎師の狂言から入ったクチなので、遠征も萬斎師を観る
   ためのものでしたが、今ではすっかり高野師を観るための遠征になってしまいました。しかし、まさか和幸さんを観るために遠征
   する日が来ることになろうとは・・・

   私はスピカ蝋燭能DVDが手元に届いてから、週に3回は観ていました。お謡いを習い始めてからは、一緒に謡いながら観たりも
   します。その割には謡が全く頭に入りませんが。(^_^;)それを続けているうちに"和幸さんの舞台が観たい"病に侵され、ついには
   「そうだ、関西に行こう!」と突然思ったわけです。本当に突然でした。2005年7月2日、大槻能楽堂。なんと私は1年前の同じ日に
   万作家の若手狂言師のワークショップで大槻能楽堂に行ったのです。何の因果でしょう?(^_^;)ちなみにこの日は横浜能楽堂で
   「よこはま万作萬斎の会」がありました。私は7月9日にも東京遠征(もちろん高野師がらみ)を予定していたので、2日の横浜は
   最初から行く気はありませんでした。なのに、関西に行ってしまったわけです。勢いだけで。(笑)でも行ってよかった!!大阪では
   僧、京都では人商人に扮する和幸さんを拝見することができました。山伏祐慶の知登さんもステキでした(^^)とにかくいろいろな役
   を観てみたい!とは言っても、福王家がワキを勤めるお能は、なかなか拝見する機会がありません。(/_;)手っ取り早いのが関西に
   遠征することなのです。が!2011年春からは和幸さんが活動拠点を東京に移された為、これまでより和幸さんを拝見できる機会が
   増えそうな予感です☆

 ★能楽堂に足をお運び下さいませ★
   前・若手能委員長の和幸さんもよくおっしゃられていることです。狂言会では若い方をたくさんお見受けしますが、お能の会となると
   一気に年齢層が高くなります(^_^;)いえ、それがいけないわけではないのですが、もっと若い方にもお能を観ていただけたら・・・
   と切に願う次第でございます。最初に観るのは土蜘蛛や紅葉狩のような賑やかな曲がオススメです♪後半は楽しいですよ〜☆
                                      
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